2013年12月9日月曜日
SPEC主題歌 「波のゆくさき」についての解釈 漸ノ篇
こんにちは。今回はドラ時代のSPECの主題歌だった「波のゆくさき」の解釈をしてみたいと思います。
英語バージョンの「NAMInoYUKUSAKI」の解釈もしてみましたが長いので別の記事にまとめます。そちらも併せてお読みください。
また、この歌詞の解釈を理解するためには結において何が起きたのかを理解する必要があると思われます。こちらの記事も併せてどうぞ。
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波のゆくさき
いつのまにか止まったまま 波のシズクと消えたあしあと
(セカイが世界を止め、当麻が消えて誰も覚えていないということ)
Maybe it's just me 冷たくからみつく
Wanting so much 流れは早さをまして
(当麻が新たな世界でも瀬文に腕を伸ばしてきたということ?)
いつもと同じ夢の中 めざめる事におびえて、ふるえて
(瀬文もこれまで何度も世界が書き換えられた瞬間を経験してきたということ?でも今回は新たな世界がこええ。当麻がいないからな)
The sun against my will 陽がおとす影は
Never again the same 二度と重なることもない
(当麻とは二度と交わらねえ)
まぶしく映る おもかげさえも
波に揺られて かたち変えてく
色を失くした 思いとともに
流されてゆけ 波のゆくさきへ
(当麻は消え、次々と動いていくこの世界で概念として漂っていく。もう俺の当麻に会いたいという願いは叶うことがねえ。だからこの思いもいっそ、新たな世界に流されて消えていってしまえ)
いつかと同じこの場所で すくいあげた命のかけらは
Now lose it all again 指のすきまから
I won't even recognize you こぼれ落ちてゆく
(せっかく世界を救ったのに、お前は消えてしまった)
ひかりのしぶきを あげるあの夜空も
そのひとみには もう映らない
意味を失くした ねがいとともに
流されてゆけ 波のゆくさきへ
(新たに生まれたこの世界をお前が見ることはねえ。お前が消えたから、当麻に会いたいという願いも叶うことがねえ。だからこの思いもいっそ、新たな世界に流されて消えていってしまえ)
ああ 新しい朝日が 包み込んでゆく
また始まる日々の中 動き出して
(ああ。新しい世界が始まった)
果てなく続く 命のらせんが
まじわることを きせきと呼ぶなら
それはあのとき 二人が出会った
最初で最後のしゅんかん
(留置場で当麻と瀬文がお互いを認識し合い、再び二人の世界が交わったということ)
まぶしく映る おもかげさえも
波に揺られて かたち変えてく
色を失くした 思いとともに
流されてゆけ 波のゆくさきへ
(やっと実体化したか味バカ。でも俺はうれしいよ。これからはふたりで、新たな世界に身をゆだねよう。俺のお前を愛する想いと一緒に流されていこう)
時は動き出す 手に握りしめた
記憶の破片は 一つだけでいい
ただひとりきり また歩き出す
目の前を照らす 光のききへ
(新たな世界が始まった。俺はお前のことを覚えているだけでいい。新たな世界で俺は一人だが、俺の現実にお前はいる。俺はそれだけを信じて生き続ける)
Maybe it's just me 全てを飲み込んで
Wanting so much ただ流されてゆけ
The sun against my will 誰も知らない
Never again the same 波のゆくさきへ
I won't even recognize you 波のゆくさきへ
I won't even look up to
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もうお分かりの通り、この歌詞は世界が変わった後の瀬文の感情を表していると思います。ところどころに挿入される英語の歌詞の部分に戸惑いましたが、これはそのあとに続く日本語の歌詞と同じことを(訳すと違う日本語にはなりますが意味としてはほぼ同じ)言っていると考えました。正直あっているかは分かりませんが、結構いい線をいっているかと思います。
爻ノ篇へ続きます
→http://takecinema8619.blogspot.jp/2013/12/naminoyukusaki.html
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